
アフィホリックではペラサイトに関する記事をいくつか書いているのですが、アクセス解析を調べていると、cocoonでペラサイトを作ろうと思っている人がたまにいるように見受けられます。
私もいくつかペラサイトを作っていますが、cocoonというかWordPressでペラサイトを作ることに反対です。
WordPressの立ち上げは非常にめんどくさい
WordPressはインストールさえしてしまえば非常に便利ですが、インストールまでが非常に手間がかかります。何をするかというとサーバーにドメインを登録したりしたからインストールを行い場合によってはデータベースの設定まで行い、ようやくインストールが終わってもまだまだやることがあります。
WordPressはセキュリティ設定が非常に大変
WordPressはそのままだとブルートフォースアタックの対象となってしまい、ログイン試行を繰り返されて場合によっては乗っ取られてしまいます。なのでセキュリティ系プラグインで対策しなければなりません。これが非常に面倒なのです。
また、運用上もいろいろなプラグインが必要です。最小まで抑えたとしても3個か4個くらいはプラグインが必要になるでしょう。ペラサイトだとこんなことを1サイト1サイトやることになるので本当にきりがないです。
メールアドレスやパスワードも必要になる
サーバー上にインストールしてログインして使うという性質上WordPressにはメールアドレスと、パスワードが必須となっています。このメールアドレスは原則的には公開されるのでサイトごとにメールアドレスを分ける人が多いでしょう。ペラサイトを作る人もGoogleのペナルティを避けるためなどの理由から1サイト1サイト全く違うサイトのように作る人が多いようです。

そんなにたくさんメアドを取るのは大変だよ?
テーマを選んでCSSなども手を加えなければならない
私はWordPressサイトを20個くらい持っていますが、そのそれぞれにかなりがっつりCSSを当てています。この作業が意外とばかにならないです。例えば、見出しのCSSをあてるにしても、classを間違えると適用されなかったり、適用したくない箇所にも適用されてしまったりと非常に手間がかかります。
WordPressはデータベースを使うためサーバーで制限がある
多くのサーバーはMySQLの個数を20個とか30個に制限している場合が多いです。つまり月500円クラスのサーバーでは最大でも30個までしかペラサイトを作ることができないんです。実は私が使っているコアサーバーではデータベースが無制限となっており、何個でもWordPressでペラサイトを作れるのですが、データベース数が無制限の代わりにファイル数に制限があるためやはり1サイト1サイトWordPressを新しくインストールする必要があるペラサイトは不利となります。(それでも普通のデータベースに制限があるレンタルサーバーを借りるよりは遥かにマシだと思います)
このような制約があるにも関わらずWordPressでペラサイトを作ろうとする人はおそらくWordPressでしかサイトを作ったことがないのでしょう。WordPressでしかサイト作ったことがないと確かに別のプラットフォームを利用するのは面倒です。しかし、WordPressでペラサイトを作るのはナンセンスと言えるレベルですのでやめておいたほうがいいでしょう。
代替手段としてはペライチ などのプラットフォームを使うか、HTMLで自分でサイトを作ってサーバーにアップロードするのがおすすめです。