
私はWordpressで大体20個くらいのサイトを運営しています。それで分かったのですが、ブログ開始初期はメンタル的にもつらい、これは当たり前ですね。誰でもそう思うと思います。それともう一つ、ブログ開始初期はいい記事を書いても無駄です。全然評価されない。
要するに、ブログ初期には良質な記事を書いても評価されず、アクセスも伸びないと言えるわけです。
読まれる良い記事を書いて上位表示するというのもブログの目標の一つなわけですが、初期に書いた良い記事にまとめられていることに相当のアクセス(PV)を見こしたところで、捕らぬ狸の皮算用になる可能性が高いです。
要するに良いサイトかだめなサイトかもGoogleはまだジャッジできないのです。
このことがブログ開始初期の最大のポイントでありネック(難関)です。
良い記事を書いてもアクセス(PV)をとれないのがブログ初期特有の現象なんです。
ブログ初期に記事の書き方や内容をどんなに工夫してもはアクセス(PV)は来ない
例えば良い記事を書くにはこんな書き方がおすすめです。
まずは良いタイトルを付けること。例えば〇〇3つ!〇〇3選など具体的数字が入りこむ事で、欲しい情報にたどり着けそうな感じが強まりクリックされる確率が高まります。また記事のアイキャッチや冒頭に重要な内容が列挙することも注目を浴びやすいです。それにはもう一つ大きい狙いがあります。それは視覚的に興味を持ってもらうことです。
ブログ初期(ブログを開始したばかり)には閲覧者がほとんどいませんから、これらの工夫はより重要になります。サイト自体に記事数がわずかだと初めのころの訪問者にも良いなこのサイトはと思ってもらえるか微妙ですよね。私がそこそこPVが集まってきたのを感じたのは大体30-50記事だったんですが、アイキャッチ画像が全くないよりはアクセスを集めることが可能だと感じています。
つまり、サイトの開始初期にはまずは読んでもらうことが重要なのであって、どうせ上位表示はしないので、気合の入った記事を書くより、とにかく目立つようにすることとか、記事の数を増やすことが重要なんです。
しかし、記事そのものに工夫したからといって初期にアクセス(PV)が集まらないのは皆さんも感じているはずです。
ブログ初期は検索エンジンがまだ評価ができない
特定のテーマについて書く特化ブログだったとしても、検索エンジンがそのサイトをどんなサイトで良質な記事があるのかを判断するには時間がかかります。この時に良い記事を書いてもまったくアクセス(PV)を集められずに埋もれることでしょう。
記事の評価は関連記事が多いほど付けられやすくなる
年数の長いブログを見るとわかりますが、関連記事がたくさんある記事についてはすぐに順位がついたりすることがあります。このことはGoogleが記事の評価をその記事だけで行っているわけではないことを示しています。
にもかかわらず、ぽつんといい記事があっても評価されないで埋もれる可能性が高いんです。
ブログ初期のサイト設計における関連記事の重要性についてはこちらでまとめています。
初期SEOにおける内部リンクの重要性
私はブログ開始初期に内部リンクが非常に重要になると強く感じています。なので初期のブログの記事には非常にしつこく内部リンクを入れ続けます。内部リンクの本数が一定数になった時にようやくGoogleが心を開いたかのようにアクセス(PV)が集まりだすのです。

ちょうど去年書いた記事に、記事の質はそこまで良くないけど、内部リンクを重視してリライトもしたと書いてあるw
人間というのは楽がしたい生き物です。特にブログ初期はまったくアクセス(PV)が来ないので、モチベーションが著しく損なわれやすいです。そんな時に気合を入れてめちゃくちゃいい記事を書き、そのまま放置するとGoogleが良い記事だと察知できずに埋もれていくことになります。
これを理解するためには次のことをわかっておくのが重要です。
GoogleやYahoo、Bingなどの検索エンジンは文字の組み合わせだけを評価しているわけではない
良い記事を書いた、このことが意味するのは検索エンジンにとって内容が濃い良い記事を書いたということです。それが意味するには上位表示できるキーワードと文字の組み合わせ、並び方になっているにすぎません。つまり人間から見て名文かどうかは関係ありません。しょせんはアルゴリズムで評価しているにすぎません。
わかっているようで忘れてしまうことですが、検索エンジンはその記事を外部からリンクされているかによっても測ります。良質な記事からたくさんのリンクがついていればその記事の客観的必要性が高いと判断されます。また外部ほどではなくてもサイトの記事からのリンク(内部リンク)でも、その記事がどのようなことと関連していて、評価されるべき内容なのか測られているでしょう。
要するに記事の内容だけではなくリンクが必要なのです。
ブログ開始から期間が経つほど自然な内部リンクが増える
私は3か月で100PVを達成した時(そんなにすごくないですが)、内部リンクに効果があったとはっきり書いています。それくらい内部リンクの重要性を感じたということです。私はその記事を書いたころ4ブログくらい同時に立ち上げましたので、内部リンクが多かった(内部対策をした)サイトとそうでないサイトで差があったことを感じていたのです。
しかし、ブログを書き続ければ必然的に関連記事にリンクを貼っていくので内部リンクは増えるのが当然です。要するのその本数がアクセスが集まり始めるタイミングと関係しているだろうということです。
※ジャンルによっても違うので具体的で客観的な本数は特定できないと思いますが。
ちなみにこれ以外にも外部対策がありますが、それについてはこちらの記事を確認してください。
結論:ブログ初期には記事数(文字数)と内部リンクの本数が重要
けっして質の悪い記事にひたすら本数を増やすだけの目的で内部リンクを貼るのがいいとまでは言いません。しかしそれに近いことをする必要があります。
ブログ初期にはいい記事を書くよりも、ひたすらそのテーマに沿ったキーワードを含む(文字数の多い)記事がたくさん必要だということです。
よく、とにかく100記事書け、と言ったりしますが、初期には品質以上に一定の文字数が必要とされるのは事実だと思います。そのうえで以下のような図式に沿って上がりやすさ(アクセスのきやすさ)がかわるわけです。
ジャンルの競合性と上位表示に必要な内部リンクの関係
競合性が少なく質の良い内部リンクが多い⇒記事が早く上位表示されやすい
競合性が高く質の良い内部リンクが少ない⇒記事が上位表示されにくい
この中間として競合性が高いジャンルでは内部リンクが多くても上位表示されんにくいなどがあるわけです。
競合性/内部リンク | 多い | 少ない |
高い | 内部リンクがたくさん必要 | 上位表示されにくい |
低い | 上位表示されやすい | 少ない内部リンクでも上位表示されやすい |
このようなことを踏まえると、ブログ初期には質の良い記事より量が重要であって、他のサイトにもあるような記事でも積極的にどんどん追加して内部リンクを増やしたほうがいいと言えます。
さらに言えばこの記事でも書きましたが、量を追っていれば追記により文字数がどんどん増えてくるのでそれが質にもつながるのです。

要するに、質より量が重要はブログ初期にこそ重要となる視点なわけです!